STEP2:「楽楽精算」の設定~参考:適格請求書の交付義務が免除され、帳簿のみの保存が認められる取引である旨を記載する~
適格請求書の交付義務が免除され、帳簿のみの保存で仕入税額控除が認められる取引については、
「一定の事項を記載した帳簿の保存」が必要となります。
なお、国税庁の一問一答などでは「一定の事項を記載した帳簿の保存」の具体例として、
「出張旅費特例」や「3万円未満の鉄道料金」等の文言が示されています。
ただし、これは特定の文言でなくてはいけないという主旨ではなく、
該当の取引の内容が記録されており、必要に応じて確認可能な状態を求めているもの、
という認識です。
そのため、特例に該当する取引と分かる状態にしておくという観点では、
従来から伝票に入力し、仕訳に出力していた内容や「楽楽精算」の「伝票No.」を仕訳に
出力する、といった方法で対応可能な場合がございます。
加えて、この「適格請求書の交付義務が免除され、帳簿のみの保存が認められる取引である旨」に
ついては、各社の規定で定めている場合、「※」や「*」といった記号で代用することもできます。
現状の経費精算業務の運用ルールを踏まえ、どのような形で対応すべきかについては
税理士の方や管轄の税務署にもご確認ください。
※本マニュアルでは仕訳へ「伝票No.」を出力する方法、及び、
特定の文言を仕訳に反映したいパターンを想定した設定パターンを紹介しています。
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参考-①:伝票No.を活用し「楽楽精算」上に情報をもたせる ▶参考-② :交通機関/内訳マスタに特例とわかる選択肢を作成する ▶参考-③:補助科目を活用する ▶参考-④:伝票上のフラグを活用する 番外編:手当の明細の場合は、仕訳データ上で手当や日当ということがわかるようにしたい |
参考-①:伝票No.を活用し「楽楽精算」上に情報をもたせる
特例に対する対応としては、本パターンがおすすめです。

こんな場合に該当/おすすめなケース
・会計ソフトの摘要の文字数制限が厳しい等で元帳などに情報を持たせられない場合
・あまり特別な設定はしたくない、という場合

帳簿(会計ソフト)上へは「適格請求書の交付義務が免除され、帳簿のみの保存が認められる取引である旨」を記載せず、「楽楽精算」の伝票上に情報を持たせる。
<設定概要>
- 後述の参考-②~④のような方法、あるいは都度手入力で
「適格請求書の交付義務が免除され、帳簿のみの保存が認められる取引である旨」を
伝票上に残す。 - 帳簿(会計ソフト)へは「仕訳データ」の摘要等に「楽楽精算」の伝票No.等を持たせて、
帳簿から伝票を遡ることができるようにする。
上記が一番シンプルな対応方法となりますが、他にも以下のような対応方法があります。
ご参考になれば幸いです。
▶参考-②:交通機関/内訳マスタに特例とわかる選択肢を作成する

こんな場合に該当/おすすめのケース
「交通機関マスタ」「内訳マスタ」の選択肢が多くなく、シンプルな分け方で問題ない場合

<概要>
- 「交通機関マスタ」や「内訳マスタ」に直接、特例とわかる名称の選択肢を登録
- 「計上仕訳/支払仕訳の設定」>「摘要、フリーの設定」にて摘要に手順1.で設定した内容を
出力するように設定
※摘要の設定・出力方法は仕訳の摘要欄を設定する手順をご確認ください。
【例】交通機関マスタの例

▶参考-③:補助科目を活用する

こんな場合に該当/おすすめのケース
「交通機関マスタ」「内訳マスタ」のそれぞれに適した補助科目を設定することができる場合

<設定概要>
- 「補助科目マスタ」に特例用のマスタを作成し、「会計連携項目」や「会計連携補助項目」に
「3万円未満の公共交通機関」等、「適格請求書の交付義務が免除され、帳簿のみの保存が
認められる取引である旨」となる内容を登録する - 手順1.で登録した補助科目を「交通機関マスタ」「内訳マスタ」のそれぞれに設定する

3.「仕訳データ出力の設定」にて摘要等に、手順2.で設定した内容を出力するように設定
※補助科目マスタの「会計連携項目」や「会計連携補助項目」は「摘要・フリーの設定」では
設定ができません。
「仕訳データ出力の設定」の計算式を活用し、通常の摘要の項目と補助科目マスタの
「会計連携項目」(もしくは「会計連携補助項目」など)を繋げて出力することができます。


▶参考-④:伝票上のフラグを活用する

こんな場合に該当/おすすめなケース
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目的1でパターンB:会計ソフトが税区分で判別する(「楽楽精算」は仕訳の計算式で対応)や、
パターンC:会計ソフトが請求書区分などのフラグで判別する で対応している場合 - 「交通機関マスタ」や「内訳マスタ」は従前のままでそれ以外のフラグ等を利用している場合

<設定概要>
- 「管理」タブ >「項目設定」の明細項目の「+項目の追加」にて会計ソフト上で必要になる
フラグを作成
【例】プルダウンで以下のような項目を作成

2.「仕訳データ出力の設定」にて摘要等に手順1.で設定した内容を出力するように設定
※摘要の設定・出力方法は仕訳の摘要欄を設定する手順をご確認ください。
▶番外編:手当の明細の場合は、仕訳データ上で手当や日当ということがわかるようにしたい
「手当マスタ」を利用している場合に、その明細が「手当」ということを仕訳データ上で
判別する方法として、手当の明細のみ、摘要に「手当」や「日当」という文字を出力する
という設定が考えられます。
以下に、手当の明細のみ、摘要に「手当」や「日当」という文字を出力する計算式の例を
ご紹介します。
■計算式例
①手当を明細に配置している場合
計算式の選択肢として、「伝票データ.手当種別」と「伝票データ.手当コード」があります。
それを利用し、「手当種別が○○の場合に、摘要の先頭(あるいは末尾)に”手当”と追加する」
というような計算式が設定できます。
【例】手当コード「001」の場合には「日当 +通常の摘要の内容」、
手当コード「002」の場合には「宿泊費+通常の摘要の内容」
その他は「通常の摘要の内容」のみ を出力したい場合
| IF 伝票データ.手当コード = "001" THEN "日当" & " " & 仕訳データ.摘要 ELSE IF 伝票データ.手当コード = "002" THEN "宿泊費" & " " & 仕訳データ.摘要 ELSE 仕訳データ.摘要 END IF |
②手当をヘッダに配置している場合
手当をヘッダに配置している場合は上記①の式で設定すると、
その伝票に含まれる仕訳の明細すべてに「日当」や「宿泊費」の文言が出力されてしまうため、
「伝票明細No.」が「空白」である場合、という条件指定が必要です。
【例】手当種別が「手当1」の場合には「宿泊手当 +通常の摘要の内容」、
その他は「通常の摘要の内容」のみ を出力したい場合
| IF 伝票データ.伝票明細No. = "" THEN IF 伝票データ.手当種別 = "手当1" THEN "宿泊手当" & " " & 仕訳データ.摘要 ELSE 仕訳データ.摘要 END IF ELSE 仕訳データ.摘要 END IF |
→STEP2:機能別に見た設定へ進む
→STEP3:運用開始に向けてへ進む
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